1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2016/02/18(木) 21:08:37.62 ID:CAP_USER*.net

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今シーズン、ドルトムントからセレッソ大阪に復帰した丸岡満が苦しんでいる。
丸岡はセレッソのユースでプレーし、トップ昇格した2014年、その才能をユルゲン・クロップに評価され、
ドルトムントに期限付き移籍を果たした。
 173cm、64kgと小柄で卓越したスピードはないが周囲をうまく使い、2列目から飛び出していく。
セレッソユース仕込みの高い技術と判断力を生かしたプレーが丸岡の特徴だ。チームでは2列目の攻撃的な選手として
起用され、香川真司の影響なども受けて着実に成長していた。
 そのセレッソは、昨シーズンJ1昇格に失敗した。今シーズンはJ1昇格が絶対的なノルマになる。
そのために必要な戦力として復帰を要請され、丸岡も「恩返し」とばかり、セレッソに戻ってきた。
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豪華なライバル、そしてサッカーの土台の違い。
 だが、チームに戻ると攻撃陣の豪華さに驚いた。柿谷曜一朗、杉本健勇が復帰、リカルド・サントス、ブルーノ・メネゲウ、
清原翔平、澤上竜二らが新加入し、さらに玉田圭司、田代有三、関口訓充らがいるのだ。

 「すごい面子だなって思いましたね」

 丸岡は苦笑したが、確かにこの攻撃陣はJ1でも十分通用する顔ぶれだ。Jリーグでの経験がない丸岡が彼らを
凌駕してレギュラーになるのは非常に難しいのはもちろんだが、今丸岡は、彼らと同じ土俵に立つところで苦しんでいる。
 「ドイツと日本のサッカーが全然違って、(悩みは)そこですね。チームのスタイルも全然違うので、
今は試合に出るために自分探しをしている感じです」

 過去、海外から帰国してから中々日本のサッカーに順応できず、苦労した選手はセレッソのOB西澤明訓を含めて
大勢いる。丸岡は18歳で海外に行き、ドルトムントのサッカーが体に浸透している。若いので順応性があるが、
すぐに日本のサッカーに適応できるかというとそれほど簡単ではない。丸岡は、どういう部分に日本と
ドイツの違いを感じているのだろうか。

「日本のサッカーは、カウンターもあるけど中盤でしっかり組み立てて、パスを繋いで攻めていく感じですけど、
ドイツというかドルトムントのサッカーは、ボールを取られたらガッと奪いに行って、そこから前に当てて一気に
攻めるカウンターサッカーなんです。質が世界最高なので回しているように見えるけど、要はカウンターなんですよ。
そのサッカーに慣れていたんで、日本のように中盤の組み立てに入ってボールを回すサッカーと守備に比重を
置くやり方に、まだ慣れていない。とくに守備の部分ですよね。そこが今、一番戸惑っている部分です」

 大熊清監督からは、とりわけ守備について厳しい注文が出されているという。だが、ユース時代はタイプ的には
山口蛍のような守備が強い選手だった。

 「そうなんですよ。ユース時代の感覚を取り戻せれば、どこでもやれると思うんですけど、まだまだですね。
やっぱりドイツと日本じゃ守備のやり方も違うんです。ドイツは前に取りにいく時は全員で行くし、
自分がはがされても次が来るから『はがされてもいいから行け』って感じで思い切りいけるんです。

 でも日本では、自分のところではがされたらダメじゃないですか。止まらないといけないし、
相手に付いていかないといけない。監督には、『1回だけじゃなく2、3回追い掛けろ。球際の強さを見せてこい』と
言われるので、そこを意識してライン際のタックルとかスライディングとかしていますけど、
もっと守備の意識を高めて、何回も相手に行けるようにならないといけない」

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