1: 数の子 ★ 2019/03/08(金) 07:00:44.34
現地時間3月7日、ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド・オブ16の第1レグが行なわれ、ザルツブルクはセリエAの強敵ナポリとの一戦に臨んだ。

公式戦で初対戦となった両チーム。そのマッチアップは序盤から地力に勝るナポリが主導権を握ると早々に均衡を破る。

10分、敵バイタルエリアでボールを持ったメルテンスが鋭いスルーパスを前線へ供給。これをフリーで受けたミリクが最後は相手GKをかわして無人のゴールに蹴り込んでゴールネットを揺らした。

先手を取って勢いに乗ったナポリは、その後もザルツブルクを押し込み続けると、8分後に追加点をもぎ取る。エリア内の右でボールを持ったカジェホンの柔らかい折り返しを-で受けたファビアンが左足で豪快にボレー! 強烈な一撃はゴール左下隅へ突き刺さった。

あっという間に2点を奪われてしまったザルツブルクは反撃に出ようと模索するも、巨漢CBクリバリを中心にしたナポリ守備陣の隙を見出せず……。結局、全く決定機を生み出せないまま、前半を終えた。

後半もペースを握ったのはホームチームだ。

2点のリードを奪ったことで余裕のあるナポリは意図的にペースダウンするも、虎視眈々とトドメの3点目を狙い続け、58分に予期せぬ形でゴールをゲットする。左サイドでボールを持ったM・ルイが鋭いアーリークロスを放り込むと、これをクリアしにいったザルツブルクのCBオンゲネのヘディングがゴールへと吸い込まれた。

欲しかった3点目を奪ってからも主導権を握り続けたナポリに対し、第2レグへ望みを繋ぎたいザルツブルクは、62分に2枚替えを講じるなど、状況の打開を模索するも、相手の堅固な守りに手を焼いて効果的な攻撃を繰り出せない。

そんななか、76分に注目の南野が登場する。2トップの一角で起用されたサムライ戦士は、この日も投入直後からアグレッシブに動き、味方からのボールを引き出す。79分には前を向いてエリア内に侵入したが、その前に立ちはだかったマクシモビッチとアランに挟まれてシュートまでは持ち込めなかった。

その後も危なげなく試合を進めたナポリは、ザルツブルクの追い上げを手堅い守備で難なく抑え込んでシャットアウト。3-0のままでゲームを締めた。

本拠地でオーストリア王者をナポリが圧倒し、対戦の趨勢が定まった感もあるが、チャンピオンズ・リーグで幾度も奇跡的な逆転劇が演じられていることを考えれば、突破の可能性が全くのゼロになったというわけではない。ザルツブルクははたして巻き返せるだろうか。注目の第2レグは現地時間3月14日に舞台をレッドブル・アレーナで移して行なわれる。
2019-03-08_09h50_51
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190308-00055134-sdigestw-socc

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