1: 名無し@サカサカ10 2019/02/04(月) 23:31:05.29
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修正の遅れは「あえて」だったのか?カタールに完敗した森保ジャパン、指揮官の意図

2月1日、日本代表はAFCアジアカップ2019(UAE)決勝でカタール代表と対戦し、1-3で敗れた。準優勝という結果と同時に、カタールのクオリティーに圧倒された現実が突き付けられた。
相手の組織力は高かったが、日本の修正はなぜ後手に回ったのか。現地で取材を続ける飯尾篤史氏はその疑問を指揮官に訊ねた。

■欧州のチームのようだったカタール

今大会のカタールの戦いは何試合か確認したから、分かっているつもりだった。それでも改めて驚かざるを得なかった。カタールの変貌ぶりに――。

決勝を終えて明らかになったのは、これでもう、日本はアジアで最も組織的なチームとは言えなくなった、ということだ。

たしかに、大会得点王のアルモエズ・アリとアクラム・ハッサン・アフィフの2トップは強烈だった。だが、それ以上にインパクトがあったのが、戦い方だ。
日本対策を施したうえで、組織的に、論理的にゲームを進めてきた。それは、いわゆる中東のチームではなく、まるでヨーロッパのチームのようだった。

従来の4?3?3ではなく5?3?2で臨んできたカタールに対して日本は、前半30分くらいまで守備も攻撃もまるでハマらなかった。

大迫勇也と南野拓実がプレスを掛けようにもカタールは、最終ライン中央の3枚でいとも簡単にボールを回す。一方、日本の守備陣は、裏を狙うアリと、中盤に下がったり、サイドに流れたりするアフィフを捕まえられない。

マイボールになっても、相手は5バックでスペースを埋め、ハーフスペースでクサビを受けようとする大迫の背後にぴったり付くから、イラン戦のように起点ができない。

「プレスの掛け方がハマらなかったことと、ボランチの脇で11番を誰が掴むのか、19番と入れ替わりながら来るのを誰が掴むのか、そこを臨機応変にできなかった」

結果、3失点に絡むことになる吉田麻也はそう語り、唇を噛んだ。

12分のバイシクルキックによる先制点は、サイドに流れたアフィフのクロスがアリに渡って生まれた。

アブデル・アジズ・ハティムに叩き込まれた2点目も、アフィフにプレッシャーを掛けられず、バイタルエリアに潜り込んだハティムに縦パスを入れられた。このとき、アリが裏に抜け、吉田を釣ったことも見逃せない。

■「想定」はしていたのだが…

日本がプレスの掛け方をようやく修正したのは、2失点目のあとである。

「最低でも1失点したあとに、自分たちで(ピッチの)中で守り方を、サイドハーフをもうちょっと上げて、僕がアンカーのところにマンマークで付くくらいの戦い方を、自分たちでもっと気付いてやれればよかったと思います」

そう嘆いたのは、南野拓実である。だが、ちょっと待ってほしい。

自分たちで?

中で?

なぜ、それを試合開始からできなかったのか。なぜ、スタートしてすぐベンチから修正の指示が出ないのか。カタールは、サウジアラビア戦、韓国戦、UAE戦で5?3?2を披露している。5?3?2は奇襲でもなんでもないのだ。

「カタールは4?4?2で来るのか、4?3?3か、3?5?2(5?3?2)かという情報があるなかで、しっかり前からプレスを掛けるといういつも通りのゲームプランがあった」という南野の言葉を聞くと、5バックも想定していたということが分かる。 
  
 
  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190202-00010021-goal-socc
 

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