1: Egg ★ 2019/01/12(土) 13:04:47.35
韓国代表は11日、アジアカップのグループリーグ第2戦でキルギス代表と対戦し1-0の勝利を収めた。これで2連勝となり決勝トーナメント進出も確定したが、世論からは批判が噴出している。それはゴールを奪えないチームの不甲斐なさに対してだった。(文:キム・ドンヒョン)

●キルギス戦で露呈した課題

実はこの第2戦が始まる前まで、韓国国内では「キルギスには勝てるだろう」という自信が膨らんでいた。


●選手たちは重圧を感じ…

このムードは半年が過ぎ去ったアジアカップでも変わらない。そしてこの雰囲気を知っていたかのように、キルギスのアレクサンドル・クレスティニン監督は試合前日に行われた記者会見で「中国戦とは違う。攻撃的なサッカーを駆使する」と断言した。中国に負けており、韓国にも負ければベスト16進出の可能性が薄くなるキルギスとしては当然な心構えだったのかもしれない。

韓国はキルギスを相手に、フィリピン戦からスターティングメンバーを入れ替えて試合に突入。MFのキ・ソンヨンやイ・ジェソン、DFのクォン・ギョンウォンが負傷で出場不可となり、ソン・フンミンも合流していない。2人の大黒柱を欠くピンチの中では最善を尽くした。ガンバ大阪のファン・ウィジョが1トップを務めるなか、最近国内で株価を上げている司令塔ファン・インボムが初先発。攻撃に力を入れ、大量得点を狙う布陣だった。

試合開始早々から韓国が積極的に攻めにかかった。ファン・ヒチャンが持ち味のドリブルでアタック。だが、シュートまでつながるシーンがなかなか見られない。キルギスの守備は積極的に韓国の攻撃陣をカバーした。そこまでディフェンスラインを下げてもいなかった。にもかかわらず、なかなかスペースが作れぬままもやもやしていた。

ミスも目立った。スペースへのパスはもちろん、選手間で交わすパスもずれることが多かった。クロスの精度もなかなか上がらない中で、ゴール前までボールを運ぶ回数も当然のように少なくなっていった。選手たちの表情からは緊張さえも感じられた。

35分にはこの試合最大のチャンスも逃した。イ・ヨンが右サイドから送ったクロースにイ・チョンヨンが反応した。GKや守備が偏っており、触るだけで入るようなボールだったが、シュートはクロスバーの上。韓国としてはショックな場面だった。

その6分後、ついに先制する。コーナーキックからホン・チョルのパスに、大型センターバックのキム・ミンジェが頭で押し込み、念願のゴールを手にした。41分間のもどかしさが解消されるかと思われた。

●「勝つのも精一杯」との猛批判も

しかし、これが韓国が作ったこの日の最後のゴールシーンだった。ファン・ウィジョが前線で積極的に動き、スペースを作るもなかなかそこにボールが配給されなかった。ファン・ウィジョは幾度なくシュートを放ったが、ゴールにはつながらなかった。72分の強烈な左足のシュートはゴールポストに弾かれる。76分には追加点のチャンスが訪れ、ファン・ヒチャンやチ・ドンウォンがシュートするもGKが守り抜いた。

危うい場面も何度もあった。57分、韓国のペナルティエリア内でセンターバック2人が衝突。それによって空いたスペースにキルギスのFWが切り込み、ボールを奪取する。シュートまで持ち込まれたが、韓国守備陣が体を張って何とか封じ込めた。

このようなもやもやした雰囲気が試合全体を通してあった。結局韓国は1-0の勝利を挙げ、2連勝でベスト16進出を決めたが、内容や試合結果は納得のいくものではなかった。韓国スポーツメディアからも批判が続出。サッカー専門媒体の『スポータルコリア』は「大量得点はおろか勝つのも精一杯だった」と痛烈に批判した。

韓国代表を率いるパウロ・ベント監督も試合後の記者会見で「簡単なパスミスやゴール前でのミスがあった。パフォーマンスがそれほど良くはなかった。その中で訪れたチャンスは多かった。それを生かせず、焦った形になってしまった」と反省。

それでも「勝利は勝利だ。またチャンスをたくさん作ってきたのも事実だ。我々がやるべきことは、このようにチャンスをたくさん作り、それを決めること。もっと効率的にゴールを決めていきたい」と覚悟も見せた。この結果を忘れず、決勝トーナメントに向けてまずはチームとしての改善が必須だ。
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1/12(土) 12:32配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190112-00010002-footballc-socc

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