1: Egg ★@\(^o^)/ 2016/01/28(木) 13:47:16.44 ID:CAP_USER*.net

プレミアリーグ第23節のストーク・シティー戦。この日も先発出場した岡崎慎司だったが、60分過ぎに負傷して交代を余儀なくされた。
しかし、ピッチ上に座り込んでしまった岡崎に対してホーム、キング・パワー・スタジアムのスタンドから「オカザキ・コール」が沸き上がり、
そして、ピッチを退く岡崎に対して観客が一斉に立ち上がってスタンディング・オベーションが送られたのである。

その時点でホームのレスター・シティーは1対0でリードしていたが、岡崎がゴールを決めたわけではない。
しかし、前線での体を張った守備など岡崎の貢献度は非常に高かった。それを、ホーム、レスターのサポーターは間違いなく理解して、高く評価していたのである。
ある意味で、得点を決めた時の称賛以上にありがたい声援とも言えるだろう。

「ヨーロッパでは結果を出さないと評価されない」と言われることも多い。
たしかに、セリエAのACミランで戦っている本田圭佑などを見ていると、せっかく中盤での組み立てや守備でチームにしっかり貢献しているのに、得点に絡めないと極端に低い評価が出たりする。

しかし、本当にサッカーを分かっている人なら、ゴールを決めるだけがFWの仕事ではないということは理解できるだろう。ゴールというのは、かなりの部分が「運」によるものだ。
もちろん、決定機だというのにトライしないとか、フリーシュートをはずしてしまったのなら批判を浴びて当然だが、点が取れないからと言って他のプレーを見ないで批判を受けてはたまったものではない。

そういう意味で、やはり本場のイングランドやスコットランドの観客はフットボールというものに対しての理解が深いというか、プレーの内容をしっかりと見ていてくれる。
レスターというのもサッカーの歴史の深い街だけに、ここのサポーターに認められた岡崎慎司は本物と言っていいだろう。

全文 後藤健生コラム
http://www.jsports.co.jp/press/article/N2016012500543002.html

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