1:Egg ★:2018/09/21(金) 00:44:50.62 ID:CAP_USER9.net
★GKシュミット・ダニエル(26)

森保一監督率いる新生日本代表の初陣となったコスタリカ戦(11日=パナソニックスタジアム吹田)のベンチに、否が応にも異彩を放つ選手がいた。世界基準のサイズを誇る大型GKシュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)だ。

日本代表が合宿で使うホテルにはメディカルルームが設けられる。体重を毎日測る中で、じゃあ身長も、と考える選手は少なくない。札幌で3日に始動した新生日本代表に合流したシュミットも、身長を測った一人。合宿3日目の朝。意外な数字に驚いた。

「1センチ伸びて198センチになっていました。朝だから少し伸びていた? そうかもしれないですけど…」

日本サッカー協会の発表では身長197センチ、体重88キロ。本当に伸びたかどうかは別にして、198センチ、88キロの波多野豪(20、F東京)とJリーグ1、2を争う大型守護神は、ある目標を胸に秘めて己を鍛えてきた。

「26歳の年に、日本代表に入っていたい」

米国人の父と日本人の母の間に米イリノイ州で生まれ、2歳の時に仙台市へ移り住んだ。ボランチからGKに転向したのは、東北学院高に入学した直後。実力やサイズに加えて経験も必要とされるポジションだけに、10年のスパンを自らに課したのかもしれない。そして今年2月、目標としていた年齢になった。

「一応、有言実行となったけど、思い描いていた形とは違うというか。日本人で『でかい』といわれる人が持っていない速さを、自分としてはもっと出していきたい」

中央大学から2014年に地元仙台へ加入。熊本と松本山雅への期限付き移籍で経験を積み、昨季に復帰するも、ケガの連鎖に泣かされてきた。ゆえに「思い描いていない」となるが、恵まれた体に搭載された潜在能力には誰もが期待する。

先のW杯ロシア大会では、西野ジャパンの前に立ちはだかったベルギーの守護神、199センチ、91キロのティボー・クルトワをはじめ、俊敏性に富み、足元の技術にもたけた大型GKが輝いた。

「良くも悪くもGKが注目され、世界基準が認識された大会でした。GKに求められるものが高まったと思うし、厳しい目で見る方々から良い評価をいただけるように、貪欲に学んでいきたい」

4年後のW杯カタール大会でゴールマウスを守るための戦いが始まった。(スポーツジャーナリスト・藤江直人)

2018年9月20日 17時0分
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/15333739/

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