1: 名無し@サカサカ10 2018/04/26(木)
 
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チャンピオンズリーグ準決勝でバイエルン・ミュンヘンとレアル・マドリーが1年の時を経て再び対戦する。昨季はレアルに軍配が上がったが、今回もまた激しいゲームとなることが予想されている。ホームチームとしては、ユベントスが答えを出してくれたレアルの脆さを突きたいところだ。(文:小澤祐作)

●因縁の対決。対レアル戦の成績は?

 24日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝でバイエルン・ミュンヘンとレアル・マドリーが激突する。1stレグの舞台はフースバル・アレーナ・ミュンヘンだ。

 両チームの対戦成績は11勝2分11敗とまったくの互角であり、今回も白熱した戦いが予想される。昨季のCL準々決勝でもマッチアップしたこの両チーム。同試合では延長戦にまでもつれ込む大接戦となったが、最終的にはレアルがベスト4入りを果たした。

 しかしその試合では決勝点となったクリスティアーノ・ロナウドのゴールがオフサイドではなかったのか、アルトゥーロ・ビダルの退場が正当だったのかなど、判定の疑惑がささやかれており、当時のバイエルンを率いていたカルロ・アンチェロッティ氏も試合後に苦言を呈するなど、後味の悪い試合となっていた。そのため、1年前はベスト8で涙をのんだバイエルンからしてみれば、今回の準決勝は“因縁”の再戦となる。

 そのバイエルンはすでにブンデスリーガ優勝を決めており、21日に行われたリーグ第31節の対ハノーファー戦ではロベルト・レバンドフスキ、マッツ・フンメルス、トーマス・ミュラーらをベンチスタートにさせるなど、主力選手を温存することができた。そのためほとんどの主力選手は疲労を溜めることなくレアル戦に挑むことが可能である。

 今季のCLで喫した黒星はわずかに1。バイエルンが公式戦で最後に敗れたのは3月18日のリーグ第27節のRBライプツィヒ戦である。それ以降は負けなしと、もはやその勢いは計り知れない。

 だが対レアル戦では5連敗中と白い巨人を“苦手”としているようだ。ドイツ王者としては何としてもここで勝利を挙げ、連敗を阻止したいところである。決勝進出へ向けても、ホームでこのゲームを落とすわけにはいかない。

●レバンドフスキはレアルが得意? レアルの弱さと警戒すべき点

 チームとしてはレアルを苦手としているが、この男だけは逆に得意としているらしい。それがロベルト・レバンドフスキである。

 バイエルンの絶対的エースはなんと対レアル戦で6試合6ゴールという申し分ない成績を収めており、今季も公式戦28試合出場28ゴールと1試合1得点ペースでゴールを量産している。今回の対戦でも“得意”のレアルから得点を奪うことができるのか注目が集まる。

 チームとしては、マルセロのいる左サイドを重点的に狙っていきたいところだ。というのも、準々決勝2ndレグの対ユベントス戦で1-3と黒星を喫したレアルはほぼブラジル代表DFのいる左サイドを崩されて得点を奪われている。

 バイエルンの右サイドはアリエン・ロッベンとヨシュア・キミッヒが陣取ることとなりそうだ。両者はシーズンが進むにつれ徐々に連係面を深めている印象が強く、崩しの部分では絶対的な優位を保てる。さらにはトップ下で先発することが濃厚なミュラーなどが右サイドに顔を出し、数的優位な場面を作ることができれば、自ずとチャンスは生まれてくるだろう。

 バイエルンが警戒すべき点は、やはり強力な攻撃陣だろうか。とくにクリスティアーノ・ロナウドはここにきて絶好調を維持しており、何よりCLという舞台にはめっぽう強い。このCL男はゴールの予感がせずとも決め切る力を持っている。ユベントスとの準々決勝1stレグの美しいオーバーヘッドでのゴールはその典型的な場面だ。バイエルンとしては改めて背番号7に対する警戒を強めるべきだろう。

 果たしてバイエルンは前人未到のCL3連覇を狙うレアルを止めることはできるのか。まずはホームで、先勝を挙げたいところだ。

(文:小澤祐作)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180425-00010004-footballc-socc


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