1: 名無し@サカサカ10 2018/03/21(水) 08:23:48.41 _USER9
ドイツ・ブンデスリーガのケルンに所属する日本代表FW大迫勇也(27)が、2度目のW杯(ワールドカップ)に向かう覚悟を打ち明けた。19日から始まった日本代表のベルギー遠征合流前に、ケルン市内で取材に応じ「W杯の結果は自分の出来次第」と力強く宣言。開幕まで3カ月を切ったロシア大会へ、不動の1トップが自負を口にした。

 森の中に開かれたケルンの練習場で、大迫は味方選手に激しく体をぶつけていた。気温が氷点下10度を下回る中、選手たちから湯気が立つ。「代表の前にクラブ。実力と自信をつける場所はここ」。

そこから車で1時間半と近い、雪の舞うリエージュへ。練習初日。大迫はジョギングで最後方を走った。隣には半年ぶりに招集されたFW本田。笑顔で言葉をかわす。日本のために戦う10日間へ、頭を代表モードに切り替えた。

 合流前には、インタビューで代表への覚悟を語っていた。ハリルホジッチ監督の信頼は厚く、ロシア行き当確の1人と目される。代表復帰した16年11月以降、出場した9試合にすべて先発。しかし「正直、気にしてない。『必要なければ選んでくれなくていい』。それくらいの開き直り、攻めていく気持ちでいい」。28歳で迎えるW杯へ、臆することない精神状態にある。

 4年前のブラジル大会はコートジボワール、ギリシャ戦に先発も無得点。1分け1敗で迎えた最終コロンビア戦でスタメンから外され、ベンチの中で敗退の笛を聞いた。「悔しさ、ふがいなさしか味わえなかった。できない自分がいた。ただそれだけ」。もう出場するだけでは意味がない。

 大会後に移籍したケルンで牙を磨き直した。ドイツは娯楽が少なく、サッカーを愛する国民が多い。「スポーツする人間にとって本当に素晴らしい環境。この国に来て、心の底から『サッカーって楽しいな』と思えるようになった」。失意の大迫には心地よかった。

 昨季は自己最多の30試合7得点。チームを5位に押し上げ、25年ぶりとなる欧州リーグ出場権の獲得に貢献した。今季前半は過密日程を初体験。「木曜にセルビアで試合して金曜の朝6時に帰ってきて、土曜調整、日曜にリーグ戦。シーズン中なのに対人練習もバチバチやるし。そこに代表も重なってきて」。

チームは計13人もの負傷者を出し、大迫も年末年始は肺炎で離脱した。強行出場を続けた結果。同時に、代えの利かない存在であることを際立たせた。

 「ようやく万全」と笑う今は、絶好調だ。日本人FWでは高原、岡崎以来となるブンデス通算100試合に2月26日ライプチヒ戦で到達した。ケルンでは攻撃の「全権」を任され、大迫がボールに触ってリズムが刻まれる。

ポストプレー、パス出しに守備。その上で「点を取るために、わざと練習で守備をサボってみたり。いかに『戻ってこい』から『前に残っとけ』と言わせるか、毎日が勝負」。今月18日のレーバークーゼン戦では、2戦連発となる今季4点目に加え、計8回あった決定機のうち6回に絡んだ。

 代表でも、より得点を求められる。「ハリルホジッチ監督から、すごく言われる。元FWだからか、映像を見せられながら『こうやってゴール前に入っていけ』と。だけど…」。

例えば相手の背後を突く動きも必要だが「監督から言われたことしかやらないなら誰が出ても同じ。自分は嫌。いい意味で割り切って自分にできること、自分しかできないことをやりたい。まず自分にボールが集まるように」。前線で起点になった上でゴールに迫っていく。

 精神的にも充実の一途をたどる。昨年11月のブラジル、ベルギー戦では、同ポジションの岡崎に本田、香川の「ビッグ3」が初めて全員招集されなかった。高まる責任感。日本を引っ張る思いが熱くほとばしった。

 大迫 正直、W杯の結果は僕の出来次第で変わってくる。それくらいの気持ちで準備しないといけない。

 2度目のW杯。「戦うのは前提だけど、楽しみしかない」。ドイツで対戦し「半端ない」と思ったFWは第3戦の相手ポーランドのレバンドフスキだ。「ゴールに対して貪欲。どこからでも、苦しい時でも点が取れる」。欧州予選10戦16発の男を筆頭に難敵だらけの舞台だが、引く気はない。「W杯でゴールを決める」夢へ-。まず親善試合のマリとウクライナに勝ち、日本国民の夢も膨らませる。【木下淳】

3/21(水) 7:46配信 日刊スポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180321-00155434-nksports-socc

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