1: 名無し@サカサカ10 2018/02/16(金) 16:38:31.63 _USER9

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いよいよ今年もJリーグのシーズンが到来。J1は2月23日からスタートし、各々の目標に向かってひた走る長丁場の戦いが続く。昨シーズンは川崎が最終節で逆転優勝し、クラブ創設21年目にして悲願の初タイトルを獲得する劇的な幕切れとなったが、それももう終わった話だ。連覇を狙う川崎を始め、各クラブとも希望に満ちた1年にするため、新シーズンに向けて着々と準備を進めてきた。そこで今回はJ1全クラブのオフシーズンの選手補強を査定(良い方からA・B・C・Dの四段階)し、3日間にわけて紹介する。

■北海道コンサドーレ札幌 C

 移籍の人数は多くないものの、レンタルの三好康児(←川崎)を含め、適材適所の補強を成功させており、ミハイロ・ペトロビッチ新監督が3-4-2-1を押し進めるパーツはまずまず揃っている。ただ、流れるようなパスサッカーのオートマティズムを植え付けるのは簡単ではない。ミシャ(ペトロビッチ監督の愛称)の薫陶を受けた駒井善成(←浦和)も全体をオーガナイズするほど戦術を消化しているわけではなく、シャドー候補の宮吉拓実(←広島)、右サイドハーフの白井康介(←愛媛)といった期待の新戦力はもちろん、既存戦力も試行錯誤の中で徐々に戦い方を学んでいくはず。種まきのシーズンと考えれば残留が目標ラインになるが、ただの残留ではなく来季への手応えある残留を果たしたい。ベテランGK菅野孝憲(←京都)はク・ソンユンの控えと見込まれるが、高い競争で刺激を与えながら、有事の不安も取り去る的確な補強だ。

■ベガルタ仙台 B

 派手さはないが、かゆい所に手が届くような要所の補強に成功し、渡邉晋監督の掲げる3-4-2-1の完成度をさらに高めるメンバー構成となった。シャドーに運動量と突進力のある阿部拓馬(←蔚山現代/韓国)、ボランチにバランス感覚の高い庄司悦大(←岐阜)、3バックのストッパーに対人能力の高い金正也(←G大阪)と3人のレギュラー候補を迎え入れ、さらに中盤にはDF出身で高さのある21歳の板倉滉(←川崎)をJ1王者からのレンタルで加えた。大卒ルーキーながらプレシーズンで猛アピール中のFWジャーメイン良(←流通経済大)は1トップとシャドーの両方で起用できるため、マルチなジョーカーとして開幕時から出場チャンスがありそうだ。

■鹿島アンドラーズ C

 攻撃力を大きく変えるような放出・補強はないものの、もともと各セクションに他クラブなら不動のスタメンでもおかしくないメンバーがしのぎを削る構図だ。そうした競争の結果として高いパフォーマンスが出せれば”継続路線”は吉と出る。その中で内田篤人(←ウニオン・ベルリン/ドイツ)の復帰は心身両面で頼もしい。コンディションを心配する声も大きかったが、ACLの初戦からフル出場している。さらに左右のサイドバックをこなす安西幸輝(←東京V)も過密日程の中で出場機会は増えそう。代表候補の昌子源と植田直通が揃うセンターバックは新戦力の犬飼智也(←清水)が良い刺激を与えられるかどうか。

■浦和レッズ B

 昨シーズンの途中から引き継いだ堀孝史体制で開幕からスタートする今季は課題の最終ラインに期待の若手DF岩波拓也(←神戸)を迎え、新たなサイドアタッカーとしてマルティノス(←横浜FM)が、攻撃的MFには昨季リーグ戦9得点の武富孝介(←柏)、湘南のJ2優勝立役者の1人である山田直輝がレンタルバックで加入。これにより中盤からのフィニッシュは迫力を増しそうだ。昨年優勝したACLの負担がない分、リーグ制覇に向けて全力を注げるのは好材料。攻守のバランスを取りながらサイドアタックを活性化させる4-1-2-3の要は念願のアンカー起用に燃える遠藤航。青木拓矢とのポジション争いも予想されるが、ロシアW杯出場のためには開幕戦からのフィットが不可欠だ。

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