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1: YG防衛軍 ★@\(^o^)/ 2015/11/18(水) 19:27:32.79 ID:???*.net
10月24日、25日の2日間に渡り、IFCO(国際サッカーコーチング&マネジメントスキル認証機構)が
主催する「スペインサッカー・スカウト資格取得プログラム」が開催された。講師はレアル・マドリードや
ビジャレアルなどで下部組織の分析(スカウティング)を担当し、コーチを務めるミゲル・アンヘル・ムニョス氏。スカウティングシートや映像資料の作成法など、実際の映像を使った実践的なプログラムが行われた。

ミゲル氏は分析(スカウティング)の重要性について、次のように語る。

「スペインをはじめヨーロッパでは、スカウティングが非常に重要視されています。現代サッカーは昔と違い、一人のスペシャルなエースがいれば、勝てる時代ではありません。対戦相手のことをきちんと分析しないと、勝つことが難しくなってきているのです。実際に、対戦相手や自分たちの情報を基に、実戦的な準備をすることに時間を割いています。ヨーロッパでは、テクニック・フィジカル・メンタルのトレーニングと同じぐらい、分析(スカウティング)が重要視されています」

さらにミゲル氏は「育成年代からスカウティングを取り入れることが重要」と話し、どのような選手がプロになるのかを見極めるポイントをこう語る。「早熟な選手は16~17歳でプロ選手になります。もちろん、年齢を重ねてから大成する選手もいます。活躍している選手に共通するのは、地に足がついており、一人の人間として自立している点です。大きな大会の前や大きなクラブに移籍するときにも自分を見失わず、状況を冷静にとらえることができる選手が活躍しています。選手の客観性を育てるためにも、育成年代からスカウティングを行い、自分や相手を分析することは非常に重要です」

◆日本人選手はクイックネスがあり、テクニックに優れているが…
ミゲル氏に日本サッカーの印象について尋ねると、次のような言葉が返ってきた。「日本の選手は下半身がしっかりしていてフィジカルが強く、俊敏性があって技術的に優れています。しかし、試合になると個人としてやりたいことをやっていて、チームとして機能しきれていない印象を受けます」さらに、スペインで成功した日本人選手がいない理由をこう分析する。

「いまだに日本人選手がリーガ・エスパニョーラで活躍できていないのは、育成年代で身に付けるべき、基礎的な戦術面の知識やトレーニングが足りていないからだと思います。ワールドカップで優勝するような国には、その国の特徴的なスタイルがあり、それを育成年代から基礎戦術として学んでいます。プロになれば、練習で戦術の基礎をトレーニングすることはなく、もちろん誰も教えてはくれません。日本人選手がスペインに来た時にぶつかる壁は、基本的な戦術面の欠如にあると思います」

ミゲル氏の指摘は続く。

「日本は育成年代でパスやトラップなどの基本技術を教えることが多いですが、試合の中でその技術をいつ使うのか、なぜその場面で使うのかという理由がわかっていないため、練習でいいプレーができても、試合に活かせていない印象があります。育成年代のうちからサッカーの戦術、知識を伝え、ピッチのどの場所で、なぜその技術を使うのかを教えることで、どのようなスタイルにも適応する能力が養われていくのではないでしょうか」

示唆に富むミゲル氏の分析は、いかがだっただろうか。多様な視点からサッカーを紐解くことは、日本サッカーの向上につながることだろう。

http://www.footballedge.jp/archives/4508/2
引用元http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1447842452/

 
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