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1: 2017/01/27(金) 19:16:03.41 ID:CAP_USER9
1月25日に2017年のJリーグの日程が発表されたが、2月25日の開幕(FUJI XEROXスーパーカップは18日)を前にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)が開幕する。

グループステージの第1節は2月21日の火曜日。昨シーズンのJリーグ・チャンピオンの鹿島アントラーズがプレーオフ1の勝者(おそらく蔚山現代=韓国)をホームのカシマスタジアムに迎え撃ち、浦和レッズ(Jリーグ2位)はオーストラリアに遠征してウェスタン・シドニーと対戦する。日本からは、このほか、Jリーグ3位の川崎フロンターレの出場も決まっている。

そして、そのグループステージの前には、Jリーグ4位のガンバ大阪が2月7日のプレーオフに出場。無事にプレーオフで勝利を収めれば、今年も日本からは4チームが参加することになる。

日本勢は2007年に浦和、翌2008年にG大阪が優勝して以来、もう8シーズンもACLのタイトルから遠ざかっている。また、昨シーズンは準々決勝進出も逃しており、危機的な状況とも言われている。

今シーズンはなんとか巻き返しを図ってもらいたいのだが、日本勢にとっての最大の鬼門は開幕直後の数試合だ。

2月の下旬(プレーオフ裏は上旬)は、東アジア勢にとっては各国リーグ開幕の直前、つまりシーズンオフに当たる。条件は韓国や中国とも変わらないのだが、日本クラブは開幕に向けてゆっくりと調整するため、まだベストパフォーマンスを発揮できる状態にならないままACL開幕を迎えてしまうのだ。

一方、韓国、中国勢は日本のクラブに比べると仕上がりは早い。そのため、第3節あたりまでは日本勢は勝点を積み上げられず、第4節、第5節辺りで勝点を稼いでなんとかグループリーグ突破を目指すというのが毎年のパターン。

今年は、何とか開幕から勝点を積み重ねていってほしいものだ。

その点で、期待したいのは浦和レッズだ。

浦和は、昨年のJリーグで年間勝点1位になりながらもチャンピオンシップで敗退。天皇杯もすでに敗れていたため、12月頭にシーズンを終了している。その分、十分に休養をとることができたはずで、新シーズンのスタートを早められるし、しっかりと早めに仕上げてACLに挑戦してもらいたい。

一方、11月のチャンピオンシップ準決勝からクラブ・ワールドカップ、さらに天皇杯と試合が続いた鹿島アントラーズにとっては、2月下旬までに仕上げるのは大変な作業ではあろうが、何しろ勝負強さ抜群のチームだけにコンディションが万全でない序盤戦でもなんとか勝点を奪ってほしい。

また、クラブ・ワールドカップで決勝に進出し、あのレアル・マドリード相手に五分の勝負を挑んだという経験と自信も大きいはず。再び世界の大舞台に出場してリベンジしたいというモチベーションも高まっているはずだ(2017年のクラブ・ワールドカップはUAE開催となるので、再び出場するにはACLで優勝するしかない)。

さて、このところ優勝から遠ざかっている日本勢。ビッグネームが次々と入団している中国勢や、優勝経験豊富な韓国勢相手に劣勢は否めないが、しかし、優勝を狙えないということはない。

たとえば、昨シーズンのACLで日本勢は1チームも準々決勝進出を果たせなかったが、ベスト16(グループリーグ2位以内)の顔ぶれを見れば東地区は日本、韓国、中国、オーストラリアがすべて2チームずつとなっていた。その意味ではまったくの互角だったのだ。

しかも、ラウンド16もどちらに転ぶか分からないような大接戦だった。

FCソウルと対戦した浦和は2試合合計で3-3の同点となり、PK戦も6-7という惜敗だった。延長後半に李忠成が2ゴールを決めてリードしながら、アディショナルタイムに追いつかれてPK戦に持ち込まれたものだ。

また、同じくラウンド16に進出したFC東京は上海上港と対戦し、2試合合計で2対2の同点でアウェーゴール・ルールによって敗退が決まったのだが、こちらも上海上港に追いつかれたのは後半のアディショナルタイムに入ってからで、あと数分守り切れていれば準々決勝進出が可能だった。

また、クラブ・ワールドカップではJリーグ王者として出場した日本チーム(サンフレッチェ広島、鹿島)は、2年連続でACL王者(広州恒大、全北現代)を破っている。チーム力として、日本勢が韓国、中国に劣っているということはないはずだ。
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