1:YG防衛軍 ★@\(^o^)/:2017/01/20(金) 21:06:52.61 ID:CAP_USER9.net
ルヴァンカップで戴冠し、セカンドステージも制した。年間勝点で1位に立って、年間最少失点の勲章も手に入れた。
 
それなのに、最も大事なものは掴めなかった。たった1試合の敗戦によって、たった1度のミスによって、最も欲していた年間チャンピオンの称号をゆずることになった。確かな成長と大きな挫折を味わった2016シーズンについて、何を思うのか。年の瀬も押し迫る都内のフットサルコートで、槙野智章に訊いた。

――オフの間も毎年かなり追い込むそうですが、オフ期間のトレーニングというのは、どんなことを意識しているんですか?

「トレーナーの方が、シーズン中の僕のプレーを映像に収めてくれているんですよ。それを見ながら話し合ったことをトレーニングに落とし込んだり、新シーズンのテーマを定めてそのベースを作ったりするようなトレーニングをするんです。 “こういう動きが足りないから、そこを伸ばしていこう”とか、“この場面の対応が少し悪いから、改善していこう”といった感じで。

しかも、そのトレーニング自体も録画して、トレーニング後に毎回チェックするというのを繰り返す。シーズン前の自主トレは、かなり細かくやっているほうだと思います。ここ数年、何人か誘いましたけど、続かない選手もいるぐらいです(笑)」
「身体がキツいときほど筋トレをしますね」

――一方、槙野選手はシーズン中も肉体改造に取り組むことでも知られていますが、シーズン中に身体を追い込むのは、珍しいですよね?
 
「僕の場合は、身体がキツいときほど筋トレをしますね、逆に。身体を休ませたり、楽なほうに行きがちですけど、あえてムチを打ったほうが、身体がキツさを乗り越えるんです。DFは相手FWの動きに対してリアクションすることが多いポジションですけど、シーズン中もトレーニングしたほうが、足の速さやジャンプ力、身体の回転とかが良くなった。なので、自分には合っているのかなと」
リーグ最少失点と成長を感じた1年ではあった。

――この2シーズン、槙野選手は得意の攻撃を控えめにして、守備をテーマにプレーしていましたが、やはりトレーニング内容も過去とはずいぶん異なるものですか?
 
「全然違いますね。相手からボールを奪うところ、ファウルしないで前に出る守備ができるような身体づくり、ステップワーク、瞬発力が身につくようなトレーニングを心がけてやりました。それも毎年、同じことをやっていてはダメ。少しでもレベルアップ、パワーアップできるように、毎年トレーニングを変えています」

――2016シーズンは、その守備における成長を感じた1年だったと思います。目標どおり、浦和レッズはリーグ最少失点に輝き、年間勝点1位にもなった。ところが、チャンピオンシップ決勝で敗れ、年間王者にはなれませんでした。

「改めて、悔しさから多くを学んだシーズンだったと思います。自分たちが積み上げてきたものを見れば、間違いなく成長している。そこは自信を持っていいと思うんですけど、最後の最後でタイトルを逃したということは、自分も、チームも、まだまだやらなければならないことがあるということ。サッカーの神様から試練を与えられたということだと捉えています。でもそれは、強くなるきっかけを与えてもらったということでもある。この機会をポジティブに捉えて、もっと成長するしかないと思っています」


「勝負強さ」の正体はメンタルなのか。

――チャンピオンシップ決勝の第1戦まで、いや、第2戦の途中までパーフェクトだった。しかし、鹿島アントラーズにタイトルをさらわれた。あのチャンピオンシップを経験して、「勝負強さ」ということに関して何か感じるものはありました?
 
「本当にメンタルだと思います。ファーストステージを制してチャンピオンシップの出場権を得た鹿島は、セカンドステージで沈んで年間3位になったけど、逆にチャンピオンシップは失うものがない状態で、気持ちを新たにして臨んだ。

一方僕たちは、今思えば、決勝で待っているという難しさがあった。決勝の第2戦も、鹿島は2点を取らなければいけないから勝負に出てきた。一方、僕らには、どうしても取られてはいけないという難しさがあった。どんなスポーツにもあると思うんですけど、改めてメンタルの重要性は感じましたね」
鈴木優磨に与えたPKについて何を語るのか。
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