1: 2016/12/23(金) 06:52:23.15 ID:CAP_USER9
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フランクフルトでも主役に

ドルトムントの香川真司、ミランの本田圭佑、レスター・シティの岡崎慎司、インテルの長友佑都など日本代表の主力選手たちが各クラブでポジション争いに巻き込まれている中、
日本代表の主将を任されるMF長谷部誠はフランクフルトで絶対的な地位を築いている。ベテランとしてボランチ、あるいはリベロとしてチームを支えており、今のフランクフルトは長谷部なしでは成り立たない。

これまで長谷部はヴォルフスブルク、ニュルンベルクでプレイし、ブンデスリーガにやってきて8年になる。

これまではサイドバックなど便利屋的存在として使われることが多かったが、今のフランクフルトでは主役だ。 チームも好調を維持しており、2008-09シーズンにヴォルフスブルクで優勝して以降では最も充実したシーズンを過ごしていると言えるかもしれない。

また、32歳の長谷部はリーダーシップを取れる存在としても評価されている選手だ。指揮官のニコ・コバチもアレクサンダー・マイアーらとともにベテランの長谷部の存在感を称賛しており、
精神的支柱としてもチームに貢献している。ピッチ上の出来事を瞬時に読み取り、今何をすべきなのか、チームがどう動くべきかを判断するリベロは長谷部にこそふさわしいポジションと言えるのではないか。

精神的支柱なのは日本代表でも同じだ。アルベルト・ザッケローニ、ハビエル・アギーレ、現代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチも長谷部を主将としてもボランチの選手としても信頼してきた。
本田や香川のポジションを脅かす選手は出てきているものの、長谷部に代わってボランチを務める選手は出てきていない。技術以上に、長谷部がチームにもたらす的確な指示や安心感などが大きいからだろう。

日本代表が得点を決めた際に選手たちがベンチ前で輪を作って大喜びしている中、長谷部が1人落ち着いてセンターサークルへ向かって走っていく姿も印象的だ。こうした行動にも一歩引いてチームを見ているところが表れている。
2018ワールドカップ最終予選では苦しい展開も多いが、体を張ってくれる長谷部の存在は非常に大きい。そう考えると、長谷部が抜けたあとの日本代表を想像するのが怖くなってくる。

長谷部は決して派手なテクニックを持つ選手ではないが、やはり精神的部分での貢献が大きい。それは山口蛍ら他のボランチにはまだ任せられない役割だ。
長谷部のようにチームを引っ張る選手は育っていないようも感じられるが、長谷部が抜けた時日本代表は誰がチームを落ち着かせるリーダーになるのだろうか。

2016年12月23日(金) 02時18分配信
http://www.theworldmagazine.jp/20161223/02national_team/japan/101427 
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