1:Egg ★@\(^o^)/:2016/12/01(木) 19:54:39.50 ID:CAP_USER9.net
スペイン人指導者、ミケル・エチャリ(70歳)は、2009年から日本代表をスカウティングしてきた。アルベルト・ザッケローニ監督率いる代表を評価しつつ、2012年暮れには下降線に入ったこと指摘。そしてブラジルW杯での守備の崩壊も”予言”している。

エチャリはリーガエスパニョーラの古豪、レアル・ソシエダで20年近くにわたり、強化部長、育成部長、ヘッドコーチ、セカンドチーム監督、戦略担当などを歴任。エイバルでは監督、アラベスではスポーツディレクターを務めた。

「バスクフットボールの父」の異名を取り、鋭く詳細な洞察力で、「ミスター・パーフェクト」とも呼ばれる。豊富な見識によって、ホセバ・エチェベリア、ハビエル・デ・ペドロ、シャビ・アロンソなど、スペインを代表する選手を発掘してきた。

現在はバスク代表監督(FIFA非公認)を務めており、昨年末にはバルサ組を中心としたカタルーニャ代表をカンプノウで破っている。この時のプレッシング戦術はその後、欧州各クラブのバルサ対策にも用いられた。

慧眼(けいがん)の持ち主であるエチャリは、これまで日本代表のロシアW杯アジア最終予選5試合を検証。5回にわたって貴重なリポートを届けてきた。来年3月以降、ハリルJAPANはいかに戦うべきなのか――。その参考として、日本代表の各選手に”通信簿”をつけてもらった(対象は2試合以上、もしくは90分間以上プレーした選手)。

GK
●西川周作
5試合を守った。落ち着いており、ボールプレー技術が高い。彼を起点に始まる攻撃もあった。ただ、防げた失点はあったかもしれない。UAE戦のFKは壁の作り方が悪く、軌道を読めず、ブロックがずれ、しかも弱かった。イラク戦のCKの失点は反応が遅く、コースを見失ったか。世界標準でのストップ能力は未知数だ。

DF
●酒井高徳
走力やスキルなど基本的能力は高いが、戦術的に物足りない。攻め上がるタイミングが早すぎて、相手に攻撃を読まれており、特にUAE戦はそれが顕著だった。また、イラク戦は高さで完全に競り負けた。オーストラリア戦は右サイドに入って及第点と言っていい。

●酒井宏樹
高徳と同じ長所と欠点を持つ。攻守のトランジッションでポジション補整力に難も見られた。しかし、攻め上がったときのキック技術は目を見張る。サウジ戦は本田圭佑を後ろから守備でサポートしつつ、適切な攻撃参加も見せた。

●森重真人
高さに問題はなく、マーキングもタフ。しかしプレーへの集中が切れ、背後を取られることがあった。フィードに自信があるのだろうが、それを乱用するのは効果的ではない。吉田麻也を含め、1人は中心になるCBがいないと、強豪相手では厳しいだろう。

●吉田麻也
ヘディングが強く、経験もある。UAE戦での久保裕也へのロングパスのように、好プレーも少なくない。だが、UAE戦で与えたファウル(FKで失点)は不必要で、高いレベルのアタッカーと相対した場合、ターン(ステップ)が命取りになることも。

●長友佑都
UAE戦の前半はほとんど連係を作れなかった。しかし後半になって、左サイドでテンポを作った。本田とのコンビにはオートマチズムがある。

●槙野智章
オーストラリア戦は左サイドに入って、戦術パーツとして機能。しかし後半は敵選手の突破を許し、安定感は見えなかった。

つづく
2016-12-01_22h06_45

webスポルティーバ 12/1(木) 19:30配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161201-00010007-sportiva-socc
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